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07/06(土)18:00【田中の眼】七夕賞

馬連6,240円の少波乱となったラジオNIKKEI賞も
9人気◎マイネルサーパスが2着を確保。
1着も同じく取り上げたブレイキングドーンで、
掲載馬のワンツー決着となった。
今週も同じく波乱傾向の強いハンデ重賞。
近走の成績に惑わされることなく、
1頭1頭の取捨をしっかり見極めたいところだ。
 

■7月7日(日)
福島競馬場 芝2000m
七夕賞(GIII)

1枠2番 エンジニア
体が480キロ前後を維持できるようになってからは、ウッドコースでバリバリ攻めるハード調教へ。そのままトントン拍子で条件戦をクリアと、まさしく関東を代表するスパルタ牧厩舎のスタイルを代表する1頭に。ただし、オープン入りしてからは残念ながら完全に頭打ちのような格好に。ここらあたりが能力を限界ということなのか。だが、ちょっとその決断は待ってほしい。ひょっとすると今回は違う一面を見せるかもしれない。なぜなら、この中間はメイン調教場であるウッドコースが改修のために使用不可となり、その影響で坂路中心での調整で臨戦してきているのだ。

結局、オープン入りしてからパッとしないのは、瞬間的な速度不足というのが根本的な原因である。条件戦と違って馬力のみでは押し切れないということだろう。それだけに、坂路を延々と駆け登らせてきている今回の調教メニューは、これまでの不足を補えるだけのスプリント力を鍛え直せている可能性がある。実際に、今週の時計の掛かる馬場をものともせずに2F24秒1の自己ベストをマークと、着実にトップスピードの質は向上を示している。また、上体が浮かなくなってきたように、走るフォームにも坂路調教が好影響。調教の要素だけを見ると、簡単には見限れないが……。


2枠3番 ロシュフォール
本馬の調整は、これまで一貫してきていた。ラップで15秒以上の加速が許されているのは3Fから。その前のラップは、たとえ6Fからであろうと4Fからであろうと、コースも問わず15秒よりも速いラップを刻ませることは決してなかった。なぜかといえば、まだ完成していないからに過ぎない。その負荷に耐えられる体でもなければ、アッという間にテンションが上がるような危さまで兼ね備えている。それでいてモンスターエンジン搭載とくれば、逆に今ここで無理をする理由などないのだ。

だが、いよいよ今回の中間から陣営が鍛え出しにかかった様子がうかがえる。最もわかりやすいのは直前の内容。これまではウッドコースで4Fから15秒で入り、3F40秒を切るぐらいでラストを伸ばしてのフィニッシュが定番だった。しかし今回は、坂路で4Fから13秒4で入っている。その後も12秒9-12秒6-12秒7と明らかにこれまでとは根本的なラップ推移が違う。もちろん、これは折り合いを欠いた等の不測の事態で出てしまった時計ではない。あくまで意図的。そう、ようやく容赦なく鍛えられる段階へ辿り着いたということである。これに、弾丸のような迫力で登坂する姿を見れば、本格化と考えていいはずだ。


3枠5番 ストロングタイタン
帰厩して早々に放馬してしまったのは、褒められたことではない。ただ、繊細でなにかあるとすぐに走ることを止めてしまう性格を踏まえれば、これは決して悪いことではないだろう。なにせ、振り落としてから元気に坂路を駆け上ってきているのだ。完全に走ることに前向きな状態、つまりは上手くリフレッシュして帰ってきていることは間違いない。その後も4週で5本と乗り込みは順調、週末もそれなりの強度を保ちつつ2週前、1週前の追い日にはビッシリと追って好時計をマークさせてきているのだから、強度のほうも申し分なし。

となれば、大型馬ながら、そもそも久々を苦にしないタイプである。態勢は整っていると考えるほうが自然だろう。それを証明するかのように、直前は「もう攻める必要もない」と言わんばかりの、ラスト重点のギアチェンジ。前述のように精神的に非常にデリケートなタイプだけに、予定以上に仕上がりが進み、最後にお釣りを残す余裕ができたことも嬉しい誤算でしかない。肝心の動きは、加速とともにどんどんストライドが大きくなっていく、まさしく良い時のそれに。得意とする暑い時期だからこそか、出来としては確実に2走前以上の状態。まず、前走の大敗に目をつぶりつつ、状態面をフラットな目線で考えたい。


6枠12番 ミッキースワロー
中3週で今期3走目と、久しぶりにコンスタントに使い込めている。この流れを見ると、ようやく軌道に乗りつつあるかのように見えるのだが、実際は違う。本当に充実してきたのであれば、この使い方にプラスして、鍛えるメニューが可能となるはず。だが、前走も今回も残念ながらそうではない。2走前に作った状態を維持しているだけ。やはり極悪馬場の菊花賞を走った精神的なダメージは、相当に根深いのだろう。あの時期以降、本馬の調整で直近2週を攻め切って臨戦したことは一度たりともないのだから……。

では、なぜ、ここにきて調整を工夫してレース数をこなさせているのか。目的はズバリ、賞金加算しかない。素質は確か、そして、まだ一発仕様でピークに作ることも可能な体なら、気性的にも鉄砲は利くのだ。だからこそ、近い将来、大一番で輝かせるために、上昇がないのを承知で使い込む選択をしたのだろう。前述の通り、ここ2週もウッドコースであれば5F71秒程度の負荷と、まったく鍛えられてはいない。ただ、変な気負いがなく走りに集中できていることも確か。本馬にとって、心身に痛みがないこの状態であることこそが重要なのだ。大敗明けも問題なく、2走前の出来にある。


8枠16番 クリノヤマトノオー
気難しいことで若かりし頃より有名な馬。ただし、状態をジャッジする上ではそれほどチャランポランな印象はない。嫌な時は頑なに拒否するような、融通の利かない頑固な性格、要は気持ちに正直な馬なのである。だからこそ、走る方向へシッカリと導いての臨戦であれば、驚くほど安定してきている。では、この中間はどうか。まずレース間をあけてリセットさせたことが、とにかく大きい。というのも、気で走る馬だけに立て続けに使えば使うほど満足してしまい、淡白な面が出てきかねないタイプ。そういう馬だけに、仕切り直して精神面にリフレッシュを促せたことはなにより。

そして、この緩やかなローテーションは本馬の肉体にとっても、シッカリとプラスに作用していよう。そもそも決して丈夫な馬ではない。体の使い方の硬い虚弱系。しかも、少しでも痛い所があれば競走意欲を失う難しい性格…。つまり今回は、心身が健全である可能性がかなり高いのだ。事実、この裏付けも取れている。オープン入り後の週末は、坂路で3F42秒程度がいつものパターン。だが今回は、明らかに強度アップに成功。それだけ心身が耐えられる状態にあるということだ。動きもいつになくシャープとくれば、決して侮れない。
 
[関連リンク]
【阿武隈ステークス】「佐々木の眼」(2019.07/05)
重賞全頭診断【七夕賞】(2019.07/04)
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