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06/08(土)20:30【田中の眼】エプソムカップ

枠番確定後、ソウルスターリングが回避して
出走全馬、13頭立てとなった今年は
馬場も不安定な中で行われることになりそう。
コンディションに左右される馬と、そうでない馬。
その判断はなかなか難しいだろうが、
全馬に注意を払い買える馬、買えない馬を見極めたい。
 

■6月9日(日)
東京競馬場 芝1800m
エプソムカップ(GIII)

5枠7番 プロディガルサン
1頭になるとブレーキをかけて止めてしまう点がネックと思われがちだが、根本的な課題はそこではない。ひと息でガーッと走ってしまったことも多々あるように、集中力に難を抱えている馬なのである。要は走りに集中できる時間が短いということ。だからこそ、ここ2戦の中間は、これまでのウッドコース中心での調整を封印して、坂路オンリーでの調整に切り替えてきていた。6歳となって悪癖が治まるどころか、悪化傾向にあったということの裏返しなのだが……。

その対処として、短い距離で実戦に近い速度で走らせることで、緊張感を与え集中しやすい環境を作ってきた。近2走で安定して走れているのは、まさしくこの矯正の効果であろう。以前よりも走りに集中できるていることは確実。ならば、今なら競馬に行ってもソラを使う面を出さないのではないか。陣営は確認の意味も込めて、この中間の直前で久しぶりにウッドコースへ戻し、なおかつあえて抜け出す形を取らせてきた。結果は外からアッサリ抜け出して最後まで止める素振りも一斉なし。むしろ、ゴール後もそのままの勢いを保つほど走る気満々だったのだから頼もしい限り。ここへきてようやく、気性が常識がかってきたといったところ。


5枠8番 ミッキースワロー
ドロドロの菊花賞後は、なかなかコンスタントにレースを使い込めなかった。確かに、デビュー前から体質が弱いという陣営の話もあり、精神面も強いほうではない。必然的に現状では、緩やかなローテーションを組むことでしか本来に力を発揮させる術がないのだろう。そういうタイプだけに、調教で無理をするケースというのはほとんどない。強いていえば、使って放牧が決まっている時ぐらいだろう。例えば2走前の有馬記念時、4走前の札幌記念時がそのケース。いつもとなにが違うかというと、通常であれば直前は折り合いを重視したメニューでサラッと。ところが、シーズン最後の時は直近2週の2本にシッカリとした強度の負荷を掛けてくるのだ。

では今回はどうか。久々ながら前走でキッチリ作ってあったこともあり、1週前も直前も無理はしていない。それどころか、この中間で強い調教は1本もなし。疲労が抜けないのかだろうか。それなら既に放牧に出しているような……。今回、体調の維持の調整に徹した理由はひとつしかなかろう。もう1戦、つまり今回は次へ余力を残した調整なのだ。それでも、直前のラストで凄いキレを見せたように好調域は確か。ピークに持っていかなかっただけで、前走の出来にはある。


6枠9番 レイエンダ
無駄にエキサイトする面が随分解消してきている。それが、この中間の本馬に対する第一印象。だからこそ、初めて中2週と詰めたレース間での起用が実現できたのでは。それこそ今までは、最短でも中7週はレース間をあける必要があったのだ。それだけ実戦を使った後の消耗度が大きかったのだろう。だが今回は中2週、しかも前走はレース中に激しく接触されたりと、決して負担の軽いレースでもなかったにも関わらずである。続けて使ってこれたことこそ精神面がシッカリとしてきている証。それでいて、この中間の調整もいつものように、ひたすらに競馬を教えるかのような学習的なメニューに取り組めているのである。

確かに時計そのものは速くはない。だが速い時計でないからこそ、我慢が必要となるので精神的なストレスはたまりやすいもの。それでも、藤沢和厩舎が今回もこのメニューを使ってきたとあらば答えはひとつしかない。これに耐えられるところまで精神面が成長してきているということだ。ピタリと折り合えていたからこそ脚もたまる。直前では時計以上にスピード感のある動きで、スパッと伸びてみせた。着実に成長中。もともとの素質は非凡であるゆえ、近走成績だけで見限るのは早計というもの。


7枠11番 カラビナ
前走が長期の休養明けでの激走。しかも、その前走は調整過程が普通ではなかった。というのも、本来であれば2週前にメトロポリタンSへ出走するはずだったからである。お気づきかと思うが、そのメトロポリタンSは雹(ひょう)により発走直前で中止となったレース。つまりはレースこそ成立しなかったものの、輸送にパドック、返し馬と一通りのストレスは受けることになった。そんな中で再びレースへ臨戦する流れのストレスを受けつつも2着してくるのだから大したものではある。

そこから中2週の強行軍となれば、反動が出ても不思議ではないタイミングである。ゆえに、今回は疑っていたのだが、むしろ元気になってしまったぐらい。この中間の動かし始めが、いきなり坂路で併せ馬。少しでも疲労が残っているので、あればまずやらない調整だ。中2週のレース間を加味すれば、1週前は時計を出さず回復に専念してもよかった。それをわざわざ併せ馬で消化させてくる意味、そしてダメ押しが直前にバキバキに追ってきていること。疲労は皆無、むしろ実戦を叩かれ競馬を思い出したのではないか。走りは爽快で前走より確実に出来はアップしている。


7枠12番 ブレスジャーニー
2歳時のパフォーマンスはとにかく圧巻。翌年のクラシックの中心になる馬だと思われたが、3歳になり暖かくなってきても一向に調教のピッチは上がってこなかった。その頃、美浦トレセンではどこからともなく、「脚がヤバくて調教ができない…」という噂が流れてきた。それは、おそらく真実だったのだろう。確かにダービー出走を懸命に目指してはいたが、お世辞にもピークを目指すような調整ではなかった。そして、その後に骨折が判明して放牧へ。さらに関西の佐々木晶厩舎へと転厩という運びになった。

そこから、コースでバリバリと追えるところまで回復して復帰。とはいえ肝心のパフォーマンスは、明らかに2歳時とは異質のものだった。さすがのピークを過ぎたのかと見切ることも頭によぎったのだが、コース中心から坂路中心へと調教メニューを一新した前走でかつての切れを垣間見せてきた。馬郡をこじ開けて見せる、あの弾け方こそがこの馬本来の武器。基礎から作り直して、ようやくその磨き直しに着手するに至ったのだろう。すると、即結果が出るあたりがポテンシャルの高さか。動きに無駄がなくなっているように、ひと叩きの効果も十分に見込める。少なくとも前走以上は確実だ。

 
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