鉄板調教

  • ログイン
  • MENU

メンバーログイン

ログインID
パスワード

鉄板調教とは

ブログブログ

06/07(金)20:15【多摩川ステークス】「佐々木の眼」

各地が相次いで梅雨入りし、今週末は東京阪神とも雨予報。
5月5日以来となる渋った馬場での開催となりそう。
連続GIがひと段落着いた土曜の東京は、
雨歓迎の陣営、逆に雨を不安に思う陣営と
久しぶりの雨予報に悲喜交々。
各馬の雨適性も見極めておきたいレースです。
副主査・佐々木

6月8日(土) 東京11R 多摩川S(3歳上3勝クラス)

■2枠3番 リカビトス
2ヶ月ぶりだった前走は厩舎でじっくり乗り込み、ふっくら見せる素晴らしい体に仕上がっていた。相変わらず小柄な430キロ台の馬体はまだまだ成長途上な印象だが、数字以上に大きく見えるようになってきた点は好材料と言える。気性も目つきからして穏やかになってきており、前走時も大きな期待を懸けられていたが、スタートが悪く消化不良の8着に敗れている。この中間は前走ほどの凄みこそ感じさせないが、いい意味でのんびりとして雰囲気の良さは相変わらずだ。

現時点ですでに体が仕上がっていることもあって、この中間は無理をさせずに坂路のみの調整。最終追い切りも美浦坂路の馬なりだったが、状態は高いレベルで維持できており、追えば弾けそうな気配を保ちながら4F53秒4-13秒4でフィニッシュしている。最近はややスタートの悪さが目立つが、気性が原因というよりは、もともとあまりセンスが無いような感じで、これはこれで仕方ない。本番でもリスクは残している状態ではあるが、馬の出来で言えば何ら不安はない。連続騎乗となるルメールもその点には細心の注意を払うはずで、巻き返しの可能性は十分だ。


■3枠6番 アシュリン
昨年の秋から稽古での反応がかなり良くなり、調教の全体時計も速いものが目立つようになってきた。体も一時期に比べて20キロ近く増やしており、それがそのままトモの張りへとつながっている。レースでのパフォーマンスも数字に応じてしっかり上げてきており、4歳馬らしく今が伸び盛りで要注意の馬だ。

この中間も追い切りの動きはすこぶる良好。坂路を中心にそこまで速い時計は出していないが、先週はラスト1F12秒1と好反応を見せた。今週は馬なりでの調整だったが、序盤はゆったりと運び、全く気負いがない好気配。徐々に加速する理想的なラップを刻みながら、最後は流すような感じで12秒3をマークしている。4Fは53秒6と平凡だが、数字ではわからない雰囲気、反応、フットワークの質を見せており、間違いなく仕上がりはいい。この走りなら雨馬場でもバランスを崩すことなく、しっかりと地面を捉えることができるだろう。他馬が道悪を苦にするようなら、大きなアドバンテージになりそうだ。唯一の心配は輸送で、関東圏に遠征した2走前の中山では6着に敗れているが、この時はパドックから落ち着きがなく、メンタルはまだまだ幼い感じだった。当日の気配はひとつのポイントになってくるが、キビキビと集中しながら周回しているようなら、大仕事の可能性はグンと高まってくる。


■4枠8番 ミュージアムヒル
ここ最近は使いながら体を増やしているように、昨年に比べてトモの張りなどは大分良くなってきた。馬体は充実の一途をたどっており、調教も常にそつなく順調にこなしている。気性面の影響が走りに出やすい牝馬だが、この馬は安定して力を発揮できるタイプだろう。

中間はいつもと同じように美浦Wコースで丹念な乗り込み。今週はやや負荷をかける形の併せ馬を消化したが、並んでからの反応は素晴らしく、ラストはグイっと伸びて5F67秒5-12秒5の好時計。これを楽々と馬なりでマークしているのだから、状態には全く不安がなさそうだ。2走前こそ出遅れたが、もともとスタートのセンスは良いタイプ。妙なテンションの上がり方もしていない今回は、普通にスタートを切ることができるだろう。今週末は雨予報となっているが、この馬の場合は牝馬ながら馬格があり、体幹のブレない走りが売り。切れというよりは持続力のある力強い末脚を持っており、瞬発力勝負よりも、むしろ渋った馬場でのパワー勝負のほうが、弱みである勝ち味の遅さをカバーできるかもしれない。父ハーツクライよりも母父フレンチデピュティの血を色濃く継いでいるような馬体で、道悪の経験は少ないが雨はプラスとなりそうだ。


■5枠10番 サトノキングダム
とにかく勝ちきれない馬で、1番人気の支持を受けながらもずっと善戦止まりだったが、3走前に期待どおりの圧勝を披露。これが転機となったのか、その後は2、1着と着をまとめ、3勝クラスの仲間入りを果たしている。調教で終いに気を抜く点は以前とあまり変わらないが、時々オッと思わせるような闘争心を見せるようになってきたのは確か。この馬なりに気性も成長しているのだろう。

今回は7ヶ月ぶりの実戦。今年初めに美浦で調整を行っていたが、体調が整わずに一旦放牧に出され、仕切り直して仕上げてきた。再度帰厩してからは順調そのもので、5月上旬から美浦ウッドでこれでもかというくらいに併せ馬を消化。相変わらず最後は気を抜いて遅れるシーンもあり、今週も最後は半馬身ほど遅れを取るも、先週は豪快に先着しており決して状態面の問題ではない。トータルで見ればメンタル状況も決して悪くなく、太目感のない馬体は久々の割に輝いており、内臓面の充実ぶりをうかがわせる。馬体は9割に近い仕上がり。ただムラのある気性だけに雨は未知数で、やる気をそがれてまったく走らない可能性も考えておきたい。


■7枠13番 ルーカス
全兄にGI6勝馬モーリスを持つ超良血馬で、デビュー時から高い注目を集め、それに負けないだけのオーラと馬体を持ち合わせていた。が、調教で放馬するなど、とにかく気性面の幼さが課題で、陣営も無理せずじっくり育ててきた。明け4歳の始動戦となった前走は10ヶ月ぶりの実戦だったが、陣営の努力の甲斐もあり、気性はだいぶ穏やかになってきたように見えた。しかし馬体にはまだ緩さがあり、バランスはいいが加速するときにやや走りがバラバラになってしまう。もっとしっかりと体幹が固まってからが、ようやく本格化だろう。

今回は2ヶ月の間隔をとるも、そのあたりの印象は正直あまり変わっていない。パッと見は素晴らしい体なのだが、いざ走らせてみるとまだ緩さが目立ってしまう。モーリスもどちらかといえば晩成だったことを思えば、本馬も秋から来年にかけてが本格化のシーズンだろう。最終追いは美浦ウッドコース。4F56秒、ラストは14秒と流すような追い切りにとどめたのも、まだ基礎体力が完璧でないことを表している。素質は感じられるとはいえ、全幅の信頼を置くに至るまではもう少し時間が掛かりそう。
 
[関連リンク]
重賞全頭診断【エプソムカップ】(2019.06/06)
「エプソムカップ」は『鉄板重賞』で提供決定!さらにモンスター登場!【水曜調教速報】(2019.06/05)
【各種プログラム】過去の成績一覧はこちらでご確認ください。

HOME

↑