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06/07(金)20:00【トレセン裏話-美浦発-】2019.06.07号

今年の春競馬で一番のトピックスと言えば、レーン旋風ではないだろうか。

1994年生まれの25歳。短期免許取得が初めてどころか、日本での騎乗自体が初めてのオーストラリア人ジョッキーが、4月27日から先週(6月2日)までの時点で86レースに騎乗し23勝2着7回。勝率2割6分7厘、連対率3割4分9厘をマーク。そのうち重賞は5勝。
参戦第1週眼、4月29日行われた新潟大賞典GIIIを7番人気のメールドグラースで“挨拶代わり”と言わんばかりの巧騎乗で制すると、5月11日にはタワーオブロンドンで京王杯SC、そしてノームコアでヴィクトリアマイルと、ポンポンとGII、GIまで制してしまった。

そして持ち上がったのが、騎乗停止でダービーに騎乗できなくなったルメールの代打として皐月賞馬サートゥルナーリアへの代打騎乗。結果はご存じの通りだが、レーン騎手のこのダービーの結果には伏線があった。

その前週オークスウィーク、レーン騎手のちょっとした進路の取り方が審議になるレースがあった。そのレースを検証してみる。土曜東京9Rのカーネーションカップ。レーンは4番人気ポリアンサに騎乗。スタートでアオり気味出て後方からの競馬となった。馬場入り直後から馬がイラついていたようで、折り合いもまったくついていなかった。それが制御できなくなったのが向正面。馬群を縫うようにして一気に浮上、アっという間に先頭に躍り出て、3〜4コーナーでは2〜3馬身離して逃げる形となった。“また、レーンだ!”レースを見守る場内はどよめいた。そのまま4コーナーを回り直線。ヴィクトリアマイルで、ノームコアを最後まで残したように、巧みな手綱さばきで直線でも粘りに粘るも、坂上で脚があがり結果は4着だった。

審議の対象となったのは向正面で一気に上がっていった場面。十分なスペースがないところを前の馬を追い抜いたことが問題となったが、結論は戒告止まりの案件に。

“事件”はその後だった。

裁決委員に呼ばれ事情を説明。それで終わったと思ったレーンだが、その後、検量室の裏で某ジョッキー連中に囲まれて凄まれたらしいのだ。日本語がわからないレーン騎手にとってなにを言っているのか分からなかったようでキョトンとしていたとのことだが、あるいは無視を決め込んでいたのかもしれない。いずれにせよ世界を股にかけた活躍を夢見ている若者のこと、他国での逆風には慣れたものといったところだろうか。

知らず知らずのうちにJRAの高額賞金を国内の140人強の騎手で分配できればいい…、といった考え方が蔓延しているとすれば、今の外国人騎手の大活躍はまさに黒船襲来に似た死活問題といえるかもしれない。しかし、そんな了見でレーンに対して露骨なバッシングというのは情けなくはないか?

ダービーのサートゥルナーリアは出遅れが堪えて4着。テン乗りだったために、レース中のアクシデントに対処する関係性が、馬との間に築けていなかった、というのは確かだろう。ただ、前週の検量室の裏に居た連中がどう思ったかは憶測の域を出ないので、今回は控えておくことする。
 
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