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05/11(土)20:30【田中の眼】ヴィクトリアマイル

“荒れる”GI、2015年には3連単でも2000万馬券も飛び出した。
これはいまだに破られていないJRAのGI最高配当だ。
ことさら波乱を過剰に煽っても意味はないとはいえ、
前日のオッズから見ても、ファンが大いに迷っているのは手に取るようにわかる。
ここは、取捨に対して真贋を見極める『眼』を養っていただければと思う。
 

■5月12日(日)
東京競馬場 芝1600m
ヴィクトリアマイル(GI)

2枠4番 ノームコア
基礎工事は外厩任せ、これはデビューから一貫して変わらない。それでも、着実に完成へと向かって進化してきていることは、入厩してからのメニューの変化を見れば一目瞭然。トレセンでやることなど、極論を言えばひとつしかない。「許される範囲で鍛える」と、これのみ。本馬の場合は、デビュー当時だとコースで基本4Fから、週1本ペースでしか追い切れなかった。そこから次第に1週前のみ5Fや6Fと、長めからの追い切りを行うように。4歳秋には週2本ペース、そして前走では遂に2週続けて5Fから本負荷レベルで鍛えられるまでになった。つまり、前走は本格化ムードをまとっての臨戦だ。

不運で結果はついてこなかったものの、そこからの仕切り直しが今回。すると鍛えるメニューを一新、これまでのコースでの長めに重きを置く持続力強化のメニューではなく、坂路を混ぜつつスプリント強化へ乗り出してくる。持続力はある程度の完成を示した、となると残るはトップスピード面。要は、より高みを目指してきた。動きのキレは増している。


3枠6番 ラッキーライラック
精力的に調教を積んでいたとはいえ、どこかボケた印象のあった2走前とは違い、前走の調整過程はとにかく素晴らしかった。叩き2戦目らしくしっかりと調教の強度を上げて上積みを絞り取りにきたメニュー、それに応えるように楽々と好時計で駆ける前向きさと、心身ともに確実にランクアップしての臨戦だった。結果的には人馬ともに他を舐めすぎていたということだろう。久々のマイルでダッシュがつかず、3角不利、直線では包まれる。これだけ一気にくるとどうにもならない。だが、逆にいえば本気でギアを上げられなかった分、消耗がほとんどなかったのは嬉しい誤算か。

そもそも狙いは前走ではなく、今回のGI。だからこそ、この中間は中4週ながら今まで以上にハードなメニューを課してきた。これまで適度に抑えてきた2週前から本負荷に。それでいて、1週前もこれまで同様に6Fからの併せとでこれまた本負荷。さらに直前も一斉の手抜きなし。坂路で抜け出した後までステッキを飛ばす念の入れようで、徹底的に攻めてきた。集中力はさらに増し、動きも圧巻。出来はまさしくピークといっていい。


4枠8番 デンコウアンジュ
典型的な叩き良化型のイメージが強かった本馬も、ここ2戦の調整とレースぶりを見ていると、以前ほど状態面に大きな変動がなくなってきている。これは、スイッチの入りの悪い馬だと認識した上で、久々時からある程度、調教で攻めるようになってきたことが大きく影響している。ではなぜ、これまでそうしてこなかったのか。理由は単純に、攻めたくとも攻められなかったのだ。基本的に体の使い方が硬く、最も負担のかかるCWコースを使わない調整が常だったように、非常に疲労がたまりやすいタイプでなのある。それゆえ、使いつつ段階を踏んで状態を上げていくしかなかった。

だが、昨年の秋あたりからは明確にCWコースの使用が頻繁になった。おそらく硬さが解消、もしくは軽減してきたのだろう。だからこそ、前述の安定感が生まれてきたと見る。この中間も、引き続きCWコースでの追い切りであることがなにより。そして、叩き3戦目ながら硬いどころか、前脚を投げ出すような大きなフォームで気持ち良さそうに走っている姿を見て確信した。前向きさは増すばかりで、出来はすこぶる良好だ。


5枠9番 プリモシーン
今回の直前も、いつも通りに道中は行きたがっていた。それでも、久しぶりに良い精神状態にある。なぜなら1週前にコースで6Fからと十分な負荷を掛けられているからだ。基本的に4Fから行かせての3F重点と、調教では加減してしか動かせない馬。そうでないと高いテンションを刺激してしまい、競馬どころではなくなってしまう。それだけに、今回の1週前がソロッとではなかったというのは大きい。

ちなみに、本馬に対して今回以上の負荷をかけた調整ができたことが一度だけある。4走前の関屋記念の時だ。当時は1週前だけでなく2週前にも6Fからの併せ馬でガンガンに攻めてきていた。それだけ精神面にゆとりがあったということだろう。そして、その時の直前がスゴかった。道中で行きたがったことはいつもと同じでも、肝心のラストはまさしく切れ切れの動き。そして、その切れを今回の直前でも感じることができた。関屋記念時を『10』とするなら今回は『9』か。それでも近走の『6』程度よりはるかにいい。


6枠11番 アエロリット
まず海外帰りの影響はどうか。長くレース間をあけて完全なリセットをかけていない限りは、なんらかの悪影響があるはずと考えている。ウォッカ然り、ジェンティルドンナ然り、特に牝馬が凱旋勝利を飾れないケースは多い。そこで今回は、本馬の昨年のヴィクトリアマイル参戦時との調整を比較してみた。単純なレース間として見れば約3ヶ月ぶりで、今年もほぼ同様。もしなにか違いがあれば、それこそ海外帰りの影響だろう。量としては、昨年が3週で4本に対して今年は3週で5本、さらに質を比較すると意外な結果に。スピードに乗せた本数は、昨年は1本で今年は何と3本に。つまりは、むしろ昨年よりも攻められているのである。

このことから、心身の健康面にダメージも残っていないことがわかる。そして、直前で爪を保護する馬具を使用してきたことで、陣営の本気度が垣間見えた。これは明らかに、昨年のこの時期に頻発した落鉄を防ぐ目的以外の何物でもない。つまりは、アクシデントを予防する余裕すらあるということ。動きもハツラツ、海外帰りが本馬を割引く理由にはならない。

 
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