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05/10(金)20:30【京王杯SC】「佐々木の眼」

過去10年でも馬連3ケタ決着が一度もない難解重賞の上に、
先に控える安田記念はアーモンド、ダノンら強敵が揃う。
「ならば」とGIに目もくれず、ここメイチの陣営もちらほら……。
復調馬、上がり馬、実績不足のなかにも伏兵陣は多士済々。
近走の成績、着順などにとらわれることなく、
各馬の状態の善し悪しを見極めていきましょう。
副主査・佐々木


5月11日(土) 東京11R 京王杯SC(GII)

■1枠2番 ドーヴァー
3歳時から非凡な決め手は光っていたものの、気性的な難しさもあり出世できなかった。それが、去年の秋から準オープン〜オープンを連勝。ひと皮むけたような走りを見せていたが、前走は案外。今回が本当の試金石といえるだろう。その前走、ダービー卿CTは脚が思ったほどたまらず、ダラダラとした走りになってしまった。このあたりを考慮してか、今回は調整方法を変えている。これまでは美浦坂路を愚直なほどに上がり続けていた本馬。50秒台の時計を踏むこともあり、非凡な脚力は見せている。ひたすら決め手とスピードを磨いてきたわけだが、陣営もようやく次のステップに移行してきた。

今回の最終追いでは美浦ウッドを選択。4Fからリズム重視で運び、最後まで馬なりでフィニッシュ。序盤でやや噛むような面は見せつつも、解放せずに必死に抱えて最後まで脚をため続けている。この内容から察するに、今回のレースではギリギリまで仕掛けを我慢してくるのではないだろうか。確かに、この馬には爆発的な末脚がある。安定感は落ちる可能性はあるものの、重賞クラスで一発を狙うのであれば、こういったタイプの馬の決め打ちがドンピシャでハマる可能性も……。


■3枠6番 ロジクライ
須貝厩舎の調教番長といえるほど、とにかく稽古ではよく動く。栗東坂路で50秒を切ってきても、なんら驚けない馬。それだけに、時計だけで判断するのは難しい。本数が少なく、まだ仕上がっていなくても楽に好時計をマークしてくるからだ。そのため、中間の乗り込み量や動きの質をしっかりと見極めるのが重要になる。今回は高松宮記念以来、1ヶ月半ぶりの実戦。2月から3月の間に3走していた分、当時はじっくり乗っている時間がなかった。今回はひと息入れてから4月18日に初時計。7本の時計を消化しており、近走の中ではじっくりと仕上げられた部類だろう。その分、過程も少々異なる。

1週前に好時計〜当週はやや控えめという近走とは違い、今回は2週前に猛時計を叩き出した。ビッシリと追って栗東坂路で4F49秒7。この馬としては驚くほどの数字ではないとはいえ、『さすが』とも見える。そして1週前はやや控え、今週は再び強め。51秒7、ラストは11秒9と理想的な右肩上がりのラップでフィニッシュしている。こうした2週前の猛時計パターンは、昨年秋の富士S以来。当時も最終追いでしっかりと右肩上がりの加速ラップを踏んでおり、果たしてレースでは1着だった。今回も同程度まで状態は整っていると見ていい。


■5枠9番 タワーオブロンドン
3月13日に初時計をマークして、およそ2ヶ月にわたって厩舎で乗り込んできた。基本的に外厩仕上げではなくトレセン内で調整する藤沢和厩舎でも、2ヶ月ともなると最近ではかなり珍しい。馬自身は、もともと脂肪のつきにくいタイプなのだが、今回は調教量も豊富な分だけ、かなり研ぎ澄まされている。気持ちをうまくセーブしながら調整を続けてきながら、それでも気合乗りは十分すぎるほどだ。

今週は先週に続き、同じレースに出走するスターオブペルシャと併せ馬。先週は先行の形でスタートし、最後は併入。相手の動きが抜群に良かっただけに陰は薄かったが、この馬も手応えも十分に残っていた。キビキビとしたフットワークに前進気勢。すでに仕上がっていたイメージ。今週はこちらが追走。美浦ウッドの5F追いで8馬身追走して、ラストは馬なりで併入している。注目すべきはその時計。今までの乗り込み量から4F追い程度にとどめるかと思いきや、5F66秒5と、藤沢和厩舎にしてはかなり負荷をかけている数字だ。もちろん、次の安田記念も視野には入れつつも、完全にこのレースを獲りに来たと思えるような調整過程で、陣営も条件ベストは今回と見ている可能性もある。


■5枠10番 タイムトリップ
2歳のコロからいいバネと完成度の高さを見せていたのだが、その後の成長が案外だった。ただ昨年の冬場あたりから、調教でのバネが少し増してきたように映る。基本は美浦ウッドの5F追い。飛び抜けた時計を出す馬でもなく、よくも悪くもまとまっているタイプなのだが、「オッ!?」と思うような動きを見せることが増えてきた。オープン、重賞で好走するには、こうした非凡な“なにか”を感じさせないと厳しいものがある。ここ2戦は壁にぶち当たっているものの、それでもこの中間は相変わらずいい。

先週は美浦ウッドの4F追いで51秒2をマークしており、ラストも余力があった。相手は未勝利馬とはいえ2馬身ちぎっており、抜き去る時の迫力はなかなかのもの。今週も4F追いで3馬身先着。気持ちがかなり乗っており、四肢の伸び方も非常にいい。苦しいところが全くなく、全身をのびのびと使えているように、状態はかなりいい。雰囲気だけなら大仕事をやってのけそうな予感。前走の6Fから7Fに延びるのも、この馬にとってはプラスだろう。総合力では他馬に見劣ることは否めない。とはいえ、もろもろ噛み合えば大波乱の使者となってもおかしくない出来だ。


■8枠16番 スマートオーディン
2歳時の重賞ウイナーが紆余曲折あって前走でようやく復活V。この馬らしい決め手を発揮して、短距離重賞を制した。ただ依然として気性面の難しさは残っており、普段の調教でも少しうるさい面は見せている。それをコントロールする方法も厩舎側がだいぶわかってきたといったところか。この中間も例によって、栗東坂路で調整。先週はビッシリ追って51秒6をマーク。時計だけ見れば悪くはないが、追ってからの反応は今ひとつだった。ただ、まだ少し重さがあり、このひと追いでどこまで変わるかと見ていた。

今週は馬なりで2馬身先着。序盤はゆったりと進み、ラストはきっちり弾けて12秒0をマークしている。先週より動きに窮屈さがなくなり、しっかりと状態が上がってきた印象。この感じなら心配はいらないだろう。とはいえ、いまだに稽古の雰囲気からは危なっかしいさを感じる。最近は関西圏の競馬が続いるものの、5走前には東京への遠征で惨敗していた。当時とは状態面も違うとはいえ、長距離輸送でテンションが高まってくる可能性もかなり高いだろう。この中間でそうした雰囲気も感じられるため、気配はレース当日まで見極める必要がある。状態面では問題なし。

 
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