【田中の眼】チャレンジC

NEW2020.12.04 更新
■12月5日(土)
阪神競馬場 芝2000m 別定
チャレンジC(GIII)



■1枠1番ヒンドゥタイムズ
厩舎:斉藤崇史(栗)
騎手:武豊
馬主:(有)シルクレーシング
生産:ノーザンファーム

以前から栗東CWコースの6F追いを敢行するなど、個人的には評価の高い質のいい調教を行っていた。ただ稽古で飛び抜けた時計が出ることもなければ、鋭い伸びを見せることもなかった。とはいえ、これだけの調教をコンスタントにこなせるのだし、基礎体力は重賞で通用してもおかしくはないレベルにはあったのだろう。前回オープンで4着だったが、その追い切り内容は優秀で、最終追いもコースでラスト11秒7をマーク。これなら楽しみになるレベルだったが4着。このもうワンパンチをどうやって補っていくか、が課題だろう。今回も乗り込みは入念。1週前の時点でこれまでと違う感じは受けた。栗東CWの5F追いで全体が66秒台。併せた2頭を4馬身以上もぶっちぎる内容で、ひとかわむけたような印象はあった。そして今週。武豊騎手とのコンタクトを重点に置くような内容ではあったが、ラストは12秒前半。全体も6Fで82秒台とかなり負荷はかかっている。非常に楽に、リラックスして走っている感じがあり、見た目以上に時計は出ている印象。フットワークも伸びやかで、窮屈なところがないから、こうした時計が出るのだろう。毛ヅヤもピカピカ。かなり体調は良さそうだし、コンタクトも取れている。ひとかわむけるタイミングかも。それで3番人気あたりなら、迷わず買いだ。


■6枠6番ジェネラーレウーノ
厩舎:矢野英一(栗)
騎手:三浦皇成
馬主:(株)Gリビエール・レーシング
生産:新生ファーム

皐月賞で3着に入った実力馬。圧倒的な心肺機能が印象的。ただ屈腱炎で1年8カ月もの休養を余儀なくされてしまった。前走は復帰戦のオールカマー。さすがに走るだけ、と思ったのだが、1秒2差と踏ん張っている。やはり内臓面の強さは非凡だ。今回は叩き2戦目。当然、上積みはあるだろう。実際に美浦坂路での走りには力強さがある、さすがは重賞ウイナーと思わせる。前走時も中間は迫力ある走り、4F50秒台の時計をマークしていたが、今回もさらにいい感じ。2週前には50秒台。これで馬体は完全に仕上がった。今週、先週は派手さこそないが、今週のラスト11秒9は評価に値する。切れも加わってきた。残り2Fも23秒9だ。なかなかお目にかかれない数字だし、前走以上の仕上がりと言っていいだろう。ただやはり気になるのはコースで追えない点。皐月賞のあたりはコースでビシビシやっていた。脚元への不安はかなり大きいものがあり、全く解消はしていないのだろう。今回も不気味だが、買うとなればコースを解禁したタイミングかもしれない。


■6枠7番レイパパレ
厩舎:高野友和(栗)
騎手:川田将雅
馬主:(有)キャロットファーム
生産:ノーザンファーム

断然人気、秋華賞に出ていればデアリングタクトにも勝てたのではないか、と言われるほどの注目馬だ。ただ調教という意味ではこれまでも目を引くような動きを見せるわけではなく、どうしても高い評価を与えにくい。以前は時々栗東DPコースでの追い切りも取り入れていたが、負荷のかかるCWコースでの追い切りは皆無。ここから想像するに、まだまだ基礎体力という点では重賞クラスではないのだろう。それでも結果を残し続けているあたりがこの馬の凄いところで、4歳、または5歳くらいになって体質も強化されればデアリングタクトにも劣らないレベルの馬になっているかもしれない。そのタイミングがいつ訪れるのか、という話になってくる。現状ではまだ前走から大きく変わった感じはなく、トモのボリュームや体幹の強さなんかはまだまだ一流と比べると物足りない。しかしフットワークの質は素晴らしく、素材としては間違いなく一級品だ。前走と同レベルの状態を維持できていれば、GIIIくらいならあっさり突破するかもしれない。今回の仕上がりで言えば、前走と同じくらい。大きく変わってきた面はないし、調教メニューも似たような感じ。牧場で乗ってきたのだろうが、こちらに戻ってからは激しいトレーニングをこなすこともなく、淡々とメニューを消化。いい意味で平行線。もっとトモに迫力が出ればいいのだが、走りそのものに気になる面は一切ないし、当然勝ち負けになっても驚けない。


■7枠9番サトノクロニクル
厩舎:池江泰寿(栗)
騎手:藤井勘一郎
馬主:(株)サトミホースカンパニー
生産:ノーザンファーム

故障してからは一切いいところがないのだが、一度このコラムでも推奨したことがある。前走時からはコース追いを解禁し、ただ体を絞るためだけの単調な栗東坂路追いとは違って、メリハリの利いたメニューをこなせるようになってきた。コース追いでも先着を果たすなど、激変ムードを漂わせていたのだが、10着。こうなると終わってしまったのかな、という評価が妥当にもなってくる。しかしこの中間、間隔が詰まっているので坂路で1本のみだが、その動きは素晴らしかったし、稽古を見る限りではどこかですさまじい穴をあけそうな気がしてならない。前走も抜群だっただけに断言はできないのだが、少なくともまだ見限りたくない気持ちがある。財布に余裕があれば馬券にそっとしのばせておきたい馬だ。今回も稽古は文句なしにいい。


■8枠11番ブラヴァス
厩舎:友道康夫(栗)
騎手:福永祐一
馬主:佐々木主浩
生産:ノーザンファーム

母がヴィルシーナという血統馬。父にキングカメハメハを向かえたことで、細身だった母とは違い重厚感のある馬体で誕生した。筋肉の質はやや硬めだが、それでも可動域は広いし、さすが良血という雰囲気は持っている。ただ4歳にしてはまだ体質が強いとは思えず、今までも最終追いは栗東DPコースで終わっている。これまでも何度も述べてきたことだが、友道厩舎は体質強化に自信を持った時点で、DP追いはなくなり、CWに移行してくる。この馬は今までもCWで中間こそしっかり乗り込んでくるが、最終追いはDPにするケースが大半。最後は疲れを残さないようにするわけだ。そういう意味でまだ体質の強さに全幅の信頼は置けない。この中間も同様。とはいえCWコースで最近にないほど乗り込んできたし、着実に階段は上がっている。中間は栗東CWコースで6F80秒台を2発。そして今週のDPコースでも6F77秒台。これだけやれば文句はないだろう。久々でも十分すぎるほど負荷はかかっているし、前走以上の負荷。おそらく完成は来年。その頃には最終追いも栗東CWコースでの6F追いが見られるのではないか。そうなればGIも見えてくる。現状の調教メニューでも、このGIIIなら楽に勝ち負けレベル。
 

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